

夜はおばあちゃんが得意料理のチェブレキを作ってくれた。チェブレキとは、小麦粉から作った薄い皮で肉を包んであげたもので、タタール料理らしい。駅の近くのスタンドなどでよく売られる。おばあちゃんは昔、駅の食堂でチェブレキを作っていたので、まさにプロ。胃の状態を考えると、本当は軽めのいきたいところだったが、あまりのうまさに何個も食べてしまった。食べっぷりがよかったせいか、2泊3日のジャンコイ滞在中に、もう一回、チェブレキを作っていた。もちろん、ここでの料理が脂っこいことはわかっていたので、胃薬の準備は万全で、旅行中はお世話になった。
ジャンコイはクリミア半島の北にある町で、昔はいくつも工場があって、そこそこにぎやかだったらしい。しかし、今は特に産業もなく、若者の多くがクリミアの州都シンフェローポリなどへ出て行くような状況。町並みもどこか哀愁の漂うような感じがした。
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